バイエルンまたもドルトムントから“引き抜き” 今度は医療部門の強化へ

メディカル部門の大刷新へ

 独ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは、リハビリ・予防医学チームの責任者として、スポーツ学の博士号を持つアンドレアス・シュルムベルガー氏を迎え入れることを発表した。
 
 シュルムベルガー氏は、バイエルンのライバルチームであるドルトムントのチームドクターとして、4年間アスレチック部門の責任者を務めた人物。ドルトムントからバイエルンへの“移籍”は、2013年のドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、2014年のポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキに続き、3年連続となった。
 
 バイエルンでは今季主将のフィリップ・ラームをはじめ、フランク・リベリー、アリエン・ロッベン、バスティアン・シュバインシュタイガーら主力選手に負傷者が続出した。そのため、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督と、メディカルスタッフとの関係が悪化したと伝えられている。
 長年チームドクターを務めたハンス=ヴィルヘルム・ミュラー・ヴォールファールト氏は今年4月15日の欧州チャンピオンズリーグFCポルト戦で1-3と敗れた際、指揮官から敗戦の責任を押し付けられたことを明かしている。同氏は4月ですでに退任。さらに、理学療法士を36年間務めてきたフレディ・ビンダー氏も今季限りで解任されるなど、メディカル部門の大刷新が行われている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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