五輪金メダリストが日本代表に助言 陸上と比較…「特別な力を発揮する国」の強みとは?

陸上個人100メートルでは「なかなか決勝に行けません」 だが「4人揃うと…」

「陸上個人100メートルでは、なかなか決勝に行けませんけれど、4人(400メートルリレー)揃うと力を発揮する。やはり日本はチームが一つになった時、特別な力を発揮する国だと思っています。そのへんを期待したい」

 2016年リオデジャネイロ五輪の男子400メートルリレーで、トラック種目で日本勢として88年ぶりの銀メダルを獲得。桐生祥秀、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥、飯塚翔太の4人が世界に衝撃を与えた姿は記憶に新しい。

 日本サッカー協会は4月にバヒド・ハリルホジッチ前監督を電撃解任し、後任に西野朗監督を据えた。W杯のわずか2カ月前の監督交代劇に激震が走り、世界にも衝撃を与えている。急ピッチでチーム作りを進めたが、新体制初陣となった5月30日の国際親善試合ガーナ戦(0-2)、6月8日の同スイス戦(0-2)と連敗し、批判は強まるばかりだった。

 だが12日の同パラグアイ戦(4-2)で初勝利を挙げると風向きが変わり始め、逆境のなかでチーム一丸となってロシア入り。そして、強豪コロンビア撃破を成し遂げた。日本はまだグループリーグ初戦に勝利したにすぎない。だが、鈴木長官は陸上400メートルリレーのような団結力が、日本の快進撃を導く要因になると期待を寄せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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