西野J、運命のW杯初戦は1-1で後半へ 香川のPKで先制も、直接FK弾を決められて失点
前半39分、キンテーロに決められて失点
日本代表はリードを守れずに前半を終える形になった。19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦、前半6分にMF香川真司がPKを決めて先制。そのプレーで相手に退場者が出た。しかし、前半のうちにフリーキックから失点して1-1の同点で折り返した。
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日本は4-2-3-1システムで、トップ下に指名されたのは香川。西野朗監督はMF本田圭佑をベンチスタートにした。一方コロンビアのホセ・ペケルマン監督は、左ふくらはぎの筋肉に問題があるとされているMFハメス・ロドリゲスをスタメンから外した。
立ち上がりからプレスに出た日本は前半3分、相手最終ラインの背後に出たボールにFW大迫勇也が反応。相手DFと競り合いながら前に運んでGKと1対1になった。そのシュートはセーブされたが、こぼれ球を押し込みにいった香川の一撃をサンチェスが右手で止めた。
これでPKが宣告され、決定的な得点機会をハンドで阻止したことで、スロベニア人主審ダミル・スコミナ氏はサンチェスにレッドカードを提示。そして、PKは香川がゴール右に冷静に決めた。大会15試合目にして出た今大会で初のレッドカードは、先制点と共に日本に大きな勇気を与えた。
日本は続く同15分には、ショートカウンターで数的優位を作り上げて速攻。香川のラストパスに左サイドからゴール前に入ってきたMF乾貴士が決定機を迎えたが、シュートがヒットせずに追加点の大チャンスを逃してしまった。
智将ペケルマン監督は、同31分にスピードスターのMFフアン・クアドラードに代えてボランチのMFウィルマール・バリオスを投入。貴重な攻撃のコマを下げる決断を下した。直後、日本は左サイドの深い位置でボールを奪った大迫が角度がないながらペナルティーエリア内でシュートを狙ったが、枠を外れた。
日本は同39分、ペナルティーエリアすぐ外でMF長谷部誠がFWラダメル・ファルカオにファウル。コロンビアは右45度からの場面で、MFファン・キンテーロが壁の下をグラウンダーで狙った。GK川島永嗣はゴールライン際でボールを抑えきれず、ゴールラインテクノロジーでラインを越えたことも伝わって同点ゴールを許してしまった。
日本は数的優位を得ながら1-1の同点でハーフタイムを迎えた。これが6回目のW杯となる日本は、初戦を引き分け以上で終えた時は必ず決勝トーナメント進出を果たしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)