日本代表の“人気低迷”を英国人記者が指摘 23人の顔ぶれは「パッとしない無難な選択」

現時点では「2010年よりも2014年を繰り返す可能性が高い」

 ハリルホジッチ体制の最後に冷遇され、西野監督の就任とともに代表復帰したMF香川真司(ドルトムント)とFW本田圭佑(パチューカ)が、現在のチームの“希望”としたが、香川については怪我とクラブでの「平凡なパフォーマンス」により、代表チームへの影響力に限界があるとした。本田についても、「今やスターの地位にはいない」と述べ、この二人が数年前のような輝きを再び取り戻す必要があるとしている。

 W杯初戦まで残り約2週間となったが、西野監督の初陣となった5月30日のガーナ戦は0-2で敗北。試合終了のホイッスルとともに一部サポーターからはヤジが飛んだが、それは結果よりも「残念なパフォーマンス」に対するものが多かったとデューデン氏は指摘している。この試合で採用した3バックは安定感を示せず、中盤で多くの良質なパスをつないだにもかかわらず、チャンスを作り出せたのはごくわずかだったと振り返った。

「西野監督、そしてJFAの評価は6月の結果に左右されるだろう」

 日本のW杯前最後の試合は現地時間12日のパラグアイ戦。2010年南アフリカW杯のベスト16でPK戦の末に敗れた相手だが、デューデン氏は粘り強く戦った日本にとっては良い試合だったと振り返る。しかし残念ながら、8年後の現チームは「2010年よりも、(グループリーグ敗退の)2014年を繰り返す可能性の方が高いだろう」と締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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