長友のガラタサライ完全移籍が秒読み段階へ インテルが“格安売却”を急ぐ理由とは?

長友佑都のガラタサライへの完全移籍が現実的となってきた【写真:Getty Images】
長友佑都のガラタサライへの完全移籍が現実的となってきた【写真:Getty Images】

6月末までに58億円の赤字を解消すべく、クロアチア代表MFコンビとともに放出候補に

 ガラタサライの日本代表DF長友佑都は、インテルから完全移籍する可能性が高まっている。移籍金はわずか300万ユーロ(約3億8000万円)。それでもインテルが最古参の男を売り急ぐには理由があるという。トルコのスポーツ専門サイト「Sporx」が報じている。

 今年1月に期限付き移籍でトルコに新天地を求めた長友は、ガラタサライの3年ぶり21回目のリーグ優勝に貢献した。キャリアで初のリーグタイトルを手にしたダイナモは去就が注目されてきたが、ガラタサライへの完全移籍が現実的となってきた。

 豊富な運動量はいまだ健在ながら、今年9月で32歳を迎える年齢面も懸念材料であるが、300万ユーロ(約3億8000万円)と言われる格安移籍金の裏には、インテルの“お家事情”もあるという。

 インテルは今季4500万ユーロ(約58億円)の赤字で、UEFA(欧州サッカー連盟)からファイナンシャル・フェアプレーの規約違反で調査を受けている。6月30日までに赤字を解消するためには、選手を放出し、移籍金で利益を上げ、人件費の削減を進める方策を進めていると報じられている。

 その一方で、インテルは今季29ゴールを挙げ、ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレと並ぶセリエA得点王に輝いたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの売却だけは回避したい意向を示しているという。そのため、マルセロ・ブロゾビッチとイバン・ペリシッチというクロアチア代表MFコンビとともに長友の放出も急ぐ方針のようだ。

 記事では、「UEFAからのペナルティーを避け、スター、イカルディを手中にとどめたい」と指摘。長友の完全移籍実現は、秒読み段階に突入している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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