「ベルカンプが乗り移った!」 MLSで再現された美しき“裏街道ターン”に世界熱狂
ティンバースFWアルメンテロスが“ベルカンプターン”からゴラッソ
MLSのポートランド・ティンバースは現地時間26日、コロラド・ラピッズとのアウェーゲームに臨み3-2と打ち合いを制したが、この試合で決まった先制点が伝説のゴールを彷彿させたと話題を呼んでいる。
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まさに、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプがピッチに舞い降りたかのようだった。観衆を沸かせる芸術的なゴールを決めたのは、ティンバースのスウェーデン代表FWサムエル・アルメンテロスだ。
前半29分、ペナルティーエリア手前で構えていたアルメンテロスがゴールに背を向けた状態で味方からの縦パスを受けると、左足のヒールでボールを浮かして後方にいたマーカーの脇を通す。自らは右回転で素早くターンし、ボールの反対側からマーカーをかわしてGKとの1対1を迎えると、最後は冷静に左足でコントロールショットを流し込みネットを揺らした。
この美しい一撃を受けて再脚光を浴びているのが、2002年に当時アーセナルに所属していたベルカンプが、ニューカッスル相手に決めた伝説の一撃だ。今でも語り継がれるこのゴールは、自身の足もとに来たボールをターンしながら浮かせ、“裏街道”でマーカーを抜いて決めたもの。アルメンテロスがラピッズ戦で見せた華麗なゴールは、まさにそれを彷彿とさせるものだった。