W杯で衝撃を与えた「歴代ラッキーボーイ10人」を英紙選出 元Jリーガーの名前も…

カメルーンの英雄ミラや救世主ロッシも選出

 二人のほかには、引退していたにもかかわらず大統領の電話で現役復帰を決断し、90年イタリア大会で「不屈のライオン」と呼ばれたカメルーン代表を躍進に導いたFWロジェ・ミラや、82年スペイン大会で得点王に輝いた元イタリア代表FWパオロ・ロッシらが紹介されている。

 そして“ワイルドカード”の代表格として語り継がれているのが、元磐田のスキラッチだ。当時セリエCにいたメッシーナをセリエB昇格に導くと、88-89シーズンにはセリエBの得点王を獲得。翌年にセリエAのユベントスに移籍し、15得点を挙げる活躍が評価されイタリア代表入りを果たした。そして代表デビューから2カ月後に自国開催のW杯を迎え、7試合6ゴールと爆発して得点王を奪取。イタリア代表としての国際的なキャリアはわずか1年ほどだが、この活躍もあって今もなお忘れられない存在となっている。

 各時代に数々の“ワイルドカード”が存在したW杯。日本代表からも、そんなラッキーボーイが出てくることを期待したいところだ。

 英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が選定した、「W杯で世界に衝撃を与えたワイルドカード10人」は以下のとおり。

ジェフ・ハースト(66年イングランド大会/イングランド代表)
ヤン・ヨングブルート(74年西ドイツ大会/オランダ代表)
アントニオ・カブリーニ(78年アルゼンチン大会/イタリア代表)
パオロ・ロッシ(82年スペイン大会/イタリア代表)
ロジェ・ミラ(90年イタリア大会/カメルーン代表)
サルバトーレ・スキラッチ(90年イタリア大会/イタリア代表)
ティエリ・アンリ(98年フランス大会/フランス代表)
フランク・リベリー(06年ドイツ大会/フランス代表)
トーマス・ミュラー(10年南アフリカ大会/ドイツ代表)
ケビン=プリンス・ボアテング(10年南アフリカ大会/ガーナ代表)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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