本田先発のパチューカ、最終節0-0ドローで暫定8位浮上 9位プーマス敗戦ならPO進出へ
序盤でサガルが一発退場の苦しい展開、最後まで1点が遠く
パチューカの日本代表FW本田圭佑は、現地時間28日に行われたリーガMX(メキシコリーグ)後期最終節のアトラス戦に先発出場。この試合に勝てば、プレーオフ出場圏内の8位以内が決まるホームでの一戦に先発出場した本田は、序盤で数的不利に陥る苦しい展開のなかで守備にも奔走。勝利を求めて戦い続けたが1点が遠く、最終戦を0-0で終えて勝ち点23とし暫定8位に浮上。プレーオフ行きの行方は、現地時間29日に行われる9位プーマスUNAMとケレタロの結果に委ねられることになった。
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プレーオフ進出に向けて、最終節に必勝態勢で臨んだパチューカだったが、前半19分にいきなり苦境に立たされる。MFアンヘロ・サガルが球際の競り合いで相手と交錯すると、主審はレッドカードを提示。一発退場により10人での戦いを強いられた。
4-3-2の布陣となり、前線2枚に入った本田だが、その後は思うように攻撃の形を作れない。そして前半27分過ぎ、ピッチに突如大粒の雹が降り注ぎ、同28分に主審が試合中断を宣言。選手はいったんベンチに引き上げた。そして約10分後に試合が再開されたものの、勝利を目指すパチューカにとっては、大荒れの前半となり、本田も決定機を作れないままハーフタイムを迎えた。
後半も数的不利の苦しい状況ながら、16位アトラスの攻撃を凌ぎながらワンチャンスに賭けていく。本田も時に自陣深い位置まで戻り、守備に奔走した。後半14分には右CKを務めた本田の鋭いクロスが相手のミスを誘い、あわやオウンゴールという場面を作り出したが1点は遠かった。
すると同61分、アトラスのDFダニエル・アレオラがパチューカFWセバスティアン・パラシオスとの競り合いで、この日2枚目のイエローカードを受けて退場。これで試合は10人対10人の同数に戻り、勝利が欲しいパチューカは攻勢を強めていったが決定打を出せず。後期7得点7アシストの本田も同82分にミドルシュートを狙うなど最後まで得点を狙ったが輝きを放てず、無念のスコアレスドローに終わった。
勝ち点1の上積みにとどまったパチューカは、勝ち点23で暫定8位に浮上。同勝ち点で並ぶ9位のプーマスUNAMが、現地時間29日のケレタロ戦に敗れればプレーオフ進出が決定。引き分け以上の場合、パチューカ本田の今季は終了となる。
(FOOTBALL ZONE編集部)