ミラン本田のライバルは半年間で再レンタルへ

実戦感覚を取り戻せず

 ACミランのイタリア代表MFアレッシオ・チェルチが今季終了後、他クラブに再レンタルで放出される可能性が浮上している。衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
 昨季トリノで13得点と活躍したチェルチは昨夏の移籍市場で争奪戦の末、アトレチコ・マドリードへと移籍した。だが、ディエゴ・シメオネ監督の信頼を得ることができず。1月にスペイン代表FWフェルナンド・トーレスとトレードの形で1年半の期限付き移籍でミランに加入した。
 ミランは、夏の時点で右ウイングのレギュラーとしてチェルチ獲得に乗り出していた。そのため、日本代表FW本田圭佑とポジション争うライバ ルと予想されていた。
 しかし、アトレチコでの出場機会を失ったチェルチは実戦感覚を取り戻すことに四苦八苦し、リーグ戦では1得点3アシストに終わった。アシスト数では半年間の本田と並んだが、起用法を巡ってフィリッポ・インザーギ監督との確執が表面化。婚約者もテレビ番組で指揮官のチェルチ起用法を批判するなど、ピッチ内外での素行で物議を醸していた。
 ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは、マドリードでアトレチコ幹部と会談。チェルチの再レンタルの許可を得て、引き取り先を探すように言われたという。チェルチの放出先を見つけることができれば、チェルチの年俸を削減できる。
 ナポリと古巣トリノがチェルチ獲得に興味を示していると報じられ、本田のライバ ルと期待された男はわずか半年間でミラノから去ることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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