モウリーニョ監督が力説 プレゼンテーションでライバルを一蹴

マンUの得点力不足を指摘

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、クラブが開催した受賞ディナーで上位争いを演じたライバルの分析を行い、チェルシーの優勝がふさわしかったことを強調した。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。
 華々しいディナーの冒頭。マイクを手渡されたモウリーニョ監督は、優勝に対しての喜びではなく、選手に向けられたリスペクトの欠如に不満を漏らした。
「初日から最終日までに成し遂げてきたことを考えると、私の選手たちに対しての正当な敬意が払われているとは思わない。彼らに対して投げかけられている言葉は、非常に深刻なものだと考え ている。このスピーチの終わりは非常にシンプルだ。彼らは学び続けていること、そして、来季は我々にとって、もっともっとずっと難しくなる。それに向けて準備をするだけだ」
 そして指揮官は、用意されたスクリーンに表示されたグラフィックを用いて、クラブの名前を明かさない上で色別で分け、今季のライバルチームの分析を行った。ここでスペシャルワン節がさく裂する。
フットボールのピッチには2つのゴールと1つのボールが存在する。ただ、とあるチームはゴールを除外したプレーを望んでいる。このチームは本当に良いプレーをし、ボール回しが流動的だ。ポゼッションのクオリティーは非常に高い。ただ、ゴールが生まれない。FIFAの国際組織には自分たちが行っているプレーを正し いものとするよう求めた。しかし、それは不可能だと一蹴された。ポゼッションの高さで勝敗が決まるわけではない、現に彼らはチャンピオンではないのだからね」
 そう指摘したクラブのチームカラーは赤。マンチェスター・ユナイテッドのことを指していると予測できる。一時は破竹の勢いで首位を猛追していたものの、最終的には4位に着地。得点総数も62点と、他の上位陣に大きく差をつけられた結果となっている。
 モウリーニョ監督は、その得点力不足によって優勝争いから離脱することになったと分析した。

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