6人の間を抜く華麗なスルーパス 横浜・斎藤が指揮官も唸らせるプレーでゴール演出

得意のカットインでDFをかわし、針の穴を通すようなパスで前田のゴールを演出

 横浜F・マリノスは8日、J1リーグ第18節でサンフレッチェ広島と対戦し、ホームで1-1と引き分けた。この試合、横浜のゴールはMF齋藤学の鮮やかなスルーパスから生まれている。

 横浜は0-0で迎えた後半36分、左サイドでボールを受けた齋藤はドリブルを開始した。得意のカットインでDFをはがして中央に侵入すると、逆サイドでフリーとなっていたMF前田直輝が手を上げているの確認。右足を一閃すると、放たれたボールは広島の選手が6人構える間を縫うようにすり抜け、ぴたりとゴール前の前田のもとへ。前田のトラップはやや乱れたが、冷静に頭で押し込んで先制点を奪った。

 後半45分にゴールを奪われ、勝利こそならなかったが、横浜のエリク・モンバエルツ監督はキャプテンのセンス溢れるスルーパスを「アシストは良かった。決定的な仕事をしてくれた」と高く評価。観る者を魅了するハイレベルなプレーだったのは間違いない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

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