「今年の浦和は強いと見せたかった」 終盤失速癖を克服した浦和が磐田に1-0勝利で第2ステージ優勝

武藤の技あり決勝弾で終盤怒涛の6連勝

 浦和レッズがセカンドステージ優勝を1試合残して決めた。浦和は29日の敵地でジュビロ磐田と対戦。後半27分、FW武藤雄樹がヘディングで決勝ゴールを決めて1-0と勝利。勝ち点を40に伸ばしてセカンドステージ制覇を成し遂げた。

 ゲームは前半からアウェーの浦和が圧倒的にボールを保持する展開になった。磐田は自陣にブロックを引くなか、浦和はそれほどプレッシャーを受けずに敵陣まで入り込んでいく。しかし、今日の浦和は攻撃の仕掛けに掛かったところでの精度が欠け、決定機を作り出すには至らなかった。最もゴールに近づいたのは前半32分、ペナルティーエリア外で得たフリーキックをMF柏木陽介が壁の上を超えるシュートで狙ったが、ボールはゴールポストに嫌われてゴールとはならず。スコアレスのまま前半を終えた。

 後半に入っても浦和がボールを持ちながら攻撃を完結できない展開が続く。浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督がタッチライン際で苛立ちを抑えられないようなアクションも見られ始めた後半27分、ついにゲームが動いた。

 相手ボールを奪った局面でDF森脇良太から右サイドのMF駒井善成に素早くつなぐと、駒井は一気に縦にドリブル突破。ゴールライン近くまで進出してから上げたクロスにFW武藤雄樹が下がりながらのヘディングでうまく合わせ、ゴール左に流し込んだ。浦和がついに1-0と均衡を破った。

 「なんとか今年の浦和は強いというところを見せたかった」と武藤は試合後に声を弾ませた。

 

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