長友に新ライバル登場! インテルがトルコ代表の”レフティー左SB”獲得を発表

フェネルバフチェから27歳のエルキンが加入 サイドハーフでもプレー可能

 インテルでのポジション争いの日々は、来季もまた続くことになりそうだ。日本代表DF長友佑都が所属するインテルが、左サイドバックのトルコ代表DFジャネル・エルキンの獲得を正式に発表した。

 公式サイトで2016年7月1日からの3年契約で合意したと発表されたエルキンは、トルコで今季リーグ2位の強豪フェネルバフチェからの加入になる。1988年生まれの27歳で、長友から見て2歳年下になる。左サイドならサイドバックでもサイドハーフでもプレーできるユーティリティープレーヤーだ。

 ストロングポイントは、左足から繰り出される正確なクロスと強烈なミドルシュートで、キック精度を生かしてチームではセットプレーのキッカーも務めることがある。今季途中からレギュラーを奪った長友は、常にクロス精度が課題とされてきただけに、強力なライバルになる可能性を秘めている。

 もちろん、長友は右サイドでのプレーも可能であり、仮にエルキンがサイドハーフで起用されれば頼もしいパートナーとしての共闘も考えられる。その一方で、右サイドバックには高さも持つDFダニーロ・ダンブロージオなどのライバルも存在するだけに、ポジション争いは激化することになりそうだ。

 契約延長を果たした長友以外、すべてのDFが放出される可能性もあると現地では報じられているように、来季のインテルがどのような最終ラインの陣容で戦うかはあまりにも不透明だ。しかし、主戦場とも言える左サイドバックには、ロベルト・マンチーニ監督の好む「左利きの左サイドバック」が来ることが決まった。長友のインテルでの日々は、常に競争を強いられることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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