ロイスの2戦連続2ゴールでドルトムントが3連勝 香川は中2日の強行軍もフル出場

首位バイエルンとの勝ち点差を5に縮める

 ブンデスリーガ第11節のブレーメン対ドルトムント戦が31日に行なわれた。日本代表MF香川真司も開幕から11戦連続で先発に名を連ね、フル出場を果たした。ドルトムントは、ロイスの2試合連続2得点やムヒタリアンの1得点2アシストの活躍もあり、3-1で快勝した。

 7日間で3試合という過密日程の中、ドルトムントはほぼベストメンバーでこの試合に臨んだ。トゥヘル体制では定番となった4-3-3システムで、GKビュルキ。4バックは右からギンター、ソクラティス、フンメルスとおなじみの顔ぶれが並び、地元紙ではドイツ代表シュメルツァーが入ると予想されていた左サイドバックには、韓国代表パク・チュホが起用された。中盤はアンカーにバイグル、インサイドハーフの位置にギュンドアンと香川が入った。前線は右からムヒタリアン、オーバメヤン、ロイスと並び、この3人と香川を含めた“ファンタスティック4”が16日のマインツ戦以来の揃い踏みとなった。

 試合が動いたのは前半9分。ギュンドアンのスルーパスに抜け出したムヒタリアンが右サイドから中央へグラウンダーのクロスを送る。GKヴィートヴァルトが触ってファーサイドへ流れたが、これを走りこんだロイスが右足で蹴りこみ、ドルトムントが先制に成功した。

 その後もドルトムントがボールを支配。長短のパスをテンポ良く回して攻撃を組み立てていく。一方、守備時には5バックの陣形で自陣を固めたブレーメンは、カウンターアタックを中心にドルトムントゴールに迫る。同26分、ブレーメンの主将MFフリッツが右サイドを突破してエリア内に侵入。しかし、このシーンでは香川がゴール前まで戻ってピンチを防いだ。

 次第にペースを握ったブレーメンは、同32分に同点に追いつく。華麗なパスワークで右サイドを完全に崩すと、クロスにグリリッチュが合わせる。このシュートを一度はライン上でドルトムントDFギンターが防いだが、こぼれ球をウジャが押し込んで1-1とした。35分にもユヌゾビッチがヘディングでゴールに迫るなど、ブレーメンも徐々に勢いを増していく。

 

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