あらためて浮き彫りとなった日本の本田依存 ミランでの復調がカギに

同点弾を演出

 前半終了間際に先制点を許す苦しい展開になった13日の国際親善試合イラン戦。苦境を打開したのはFW本田圭佑(ACミラン)の左足から放たれたボールだった。

 後半開始間もない3分、右サイドの浅めの位置、ゴールに対して45度ほどの角度からゴールに向かって変化するボールは、相手の最終ラインとGKの中間地点という最も守りにくい場所に飛んだ。相手DFとGKの間に入り込んだFW武藤嘉紀が競り合うと、ボールはそのままゴールの中にこぼれた。これが貴重な同点弾となった。

 所属のミランでは、リーグ戦で約1年間ゴールから離れ、今季はアシストも記録できていない。だが、日本代表活動中は、ゴールに直結する結果を常に残してきた。8日のロシア・ワールドカップアジア2次予選のシリア戦でも、PKによるゴールに加え、宇佐美貴史(G大阪)のゴールをアシスト。そして、この日もアシストを記録した。スコアを動かす前線の選手として求められる仕事を体現してきた。

 

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