“ガラスの天才”ロイスが長期離脱の日々を告白 「信じられないほど困難だが…」

「人間としての自分自身を形づけてくれる」

「正直に言って、完全な本気で言ったわけではないんだ。フットボーラーが重傷を負う、全治6、7、8カ月以上という長期離脱になると……太もも裏の肉離れで全治4週間ではない。それは問題だ。ずっと楽しみながらフットボールをプレーしてきたんだ。6、7、8カ月もプレーできないという現実に向き合うことは、信じられないほど困難なことだ。

 しかし、怪我もフットボールの一部だ。適応して、再発についても学ばないといけない。この期間の過ごし方で体も変わってしまう。他の見方や、人間としての自分自身を形づけてくれるんだ。自分は戻ってこれて嬉しいよ」

 負傷からの復帰を目指す苦闘のなかで、ロイスは現在の自分にたどり着いたという。6月にはロシアW杯が待っている。故障により大舞台を逃し続けてきたロイスにとっては、絶対に辿り着きたい場所でもある。

「W杯への情熱? とてつもなく大きい。自分も楽しみにしている。近づけば近づくほど、代表で先発する日が来ると自分のワクワク感も高まっている。監督の決定がどうなるのか見てみよう。でも、自分はリラックスしている。怪我で欠場することはないだろう」

 ロイスは固い決意を明かしている。目標とするW杯へ、“ガラスの天才”は類稀な才能に相応しい舞台に今度こそ立てることを信じているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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