J最強クラスの川崎攻撃陣が直面する課題 エース指摘「嘉人さんが入ってきたなら…」

 

ホームで昇格組の湘南に1-1と勝ち切れず 選手が明かした修正点とは?

 勝ち点は掌からポロリとこぼれ落ちた。昨季J1王者の川崎フロンターレは2日、ホーム開幕戦で昨季のJ2王者である湘南ベルマーレと対戦。エースストライカーであるFW小林悠のリーグ戦今季初ゴールで先制したものの、セットプレーから失点を喫して1-1の引き分けに終わり、開幕連勝とはいかなかった。

 前半は決して悪い内容ではなかった。立ち上がりから細かいパスワークで相手のプレスをかわすと、左右、中央とバリエーションのある攻撃を展開。もちろん自分たちのミスでカウンターを浴びる場面はあったが、湘南を自陣に張り付かせる時間も長かった。しかし、多くの時間帯でボールを保持していたものの、前半の得点はゼロ。「前半の間に一つ取れればまた違った展開になったと思う」と鬼木達監督が振り返る通り、ここでゴールを奪えなかったことは今後に向けて修正すべき課題だろう。

 そしてもう一つ、試合後に問題点として選手が挙げたポイントがある。それが先制点を奪った後の戦い方だ。

 後半11分にMF家長昭博のクロスから小林が迫力のあるヘディングで先制点を奪ったが、その10分後に同点弾を献上するまで、セットプレー程度しかチャンスがなく、なかなか勢いを持って攻撃を仕掛けられなかった。この事象に対して、最前線で起点となっていたFW知念慶も「勢いに乗って次の1点を取りに行かなければいけないところで、なかなか本来の攻撃力を出せなかった」と、攻撃のスイッチが入り切らなかったことを認めている。

 

 

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