地元記者がブーイングを浴びるミラン本田に同情の声 「彼のせいではない」

ミランの未来のために

 さらに、同記者は、後半戦に入って毎週のように解任報道がイタリアで報じられるフィリッポ・インザーギ監督にも同情的だ。
「ミランはいい状況ではないので、評価をつけられる時ではない。インザーギの責任にされているが、僕は彼のせいではないと思う。だから、こういう時には、試合ごとに選手が批判される。グループでの連係が機能しない時には、本田も、ボナヴェントゥーラ、デストロなど優れた選手たちも適切なプレーができない。ミランにとってネガティブな時期を乗り越えなければならない。そして来季のチームをつくらなければならない。ミランの未来のために」
 近年の赤黒は、ワールドクラスのスターを次々に放出し、移籍金のなるべく掛からない選手をかき集めてきた。監督経験の乏しいクラブレジェンドをトップチームの監督に次々とすげ替えてきたが、それも奏功せず。現在のミランは、カオスに陥っている。その現状は、指揮官をはじめ、ピッチ上でブーイングを浴びる選手たちだけがつくり出したものではないと、スオソ記者は分析していた。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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