次なる一手はお風呂!? Jリーグの“常勝軍団”鹿島が仕掛ける「スタジアムビジネス」

鹿島とルフロの出会いのきっかけは…

 ルフロと鹿島の出会いを生んだのは、Jリーグのアドバイザーも務める実業家の堀江貴文氏だった。鈴木氏とクラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)の中田浩二氏が、堀江氏のYouTube番組に出演した際に紹介を受けた。

「ホリエモン(堀江氏)がいいって言ってる意味がよく分かったよ」。鈴木氏はそう言って笑顔を浮かべた。事業部長自らルフロを体験し、周囲の反応も見た上で、わずか半年ほどで契約を結ぶに至った。

「すぐに選手の寮のお風呂の中に入れてみようという話になったんだよ。最初は選手に知らせずに(お風呂に)入れて使い始めた。しばらくしてから『お風呂、最近変わったと思わない?』って聞いても、『分からない』って言う選手と『変わりましたね』って言う選手がいたんだけど、一番最初に気がついたのは寮の管理人だったんだよ。『すごいですね、このお風呂』って。

 やっぱり、分かる人には分かる。選手が実感できるようになってきた後は、選手の奥さんたちにも使ってもらったんだけど、やっぱり『これはいい!』って声が多かった」

 17年11月26日、昨季優勝争いの真っ只中に行われたホームでの柏レイソル戦では、日付の語呂合わせで「イイフロ(1126)」イベントを開催。来場者の中から抽選でルフロのバスサプリが当たるプレゼント企画も行うなど、認知を着実に広げている。

 


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