ACL王者の浦和、“ペトロヴィッチ流”からの脱却へ 掲げるテーマは「攻守のバランス」

初めてキャンプからチーム作りを行う堀監督 「一からのスタート」を強調

 昨季アジア王者となった浦和レッズは、リーグ戦で7位に低迷したことにより今季は国内の戦いに専念する。昨季後半に続いて指揮を執る堀孝史監督は「一からのスタート」を強調した。

 堀監督は前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督からチームを引き継ぐと、4バックに着手。それだけでなく、対戦相手のスカウティングも重視し、守備を固めたところから前線のタレントを生かすサッカーにシフトして、アジア制覇を成し遂げた。しかし、自身の指導者キャリアで初めてキャンプからのチーム作りを行う指揮官は、自分たちのやるべきことの整理に注力してきたと話す。

「失点が多い部分を減らしていくこと、最後の局面の攻撃力を高めることの両面をやっていきたい。アジアチャンピオンは去年達成することができたけれども、今年は一からのスタートです。攻撃と守備のバランス、それを上手くつないでいくこと。自分たちのやることを改めてしっかり整理して、全員でそれを実現していきたい」

 沖縄県で2回にわたって開催したキャンプでは、ゲーム形式でも多くの選手を入れ替えながらトレーニングマッチを積み重ねていた。それについて「去年から掲げている競争というのは、良い形で進んでいる」と手応えを得ている。

 それに加えて、ワールドカップが行われるまでのシーズン前半戦の過密日程を見越して、「開幕を迎えてから5連戦、少し休んでの5連戦となるので、いろいろなことが起こるという想定はある」と話す。実際にキャンプでも、DF岩波拓也やDF阿部勇樹を右サイドバックに配することもあり、中盤や前線の構成も変化が増えた。怪我人や疲労の蓄積により、柔軟にメンバーを変更していく下準備を進めている。

 

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