“神の手弾”から日韓W杯まで… 英誌特集「VAR判定でW杯史が変わっていた出来事」

物議を醸したW杯3位に輝いた韓国の試合

 その他には2010年南アフリカW杯決勝で元スペイン代表MFシャビ・アロンソに対して元オランダ代表MFナイジェル・デヨングが空手キックを浴びせながらもイエローカードになったシーンや、2010年W杯出場権を懸けた欧州プレーオフで元フランス代表FWティエリ・アンリがハンドでゴールを決めた場面、2010年南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦ドイツ対イングランドで元イングランド代表MFフランク・ランパードのシュートがゴールラインを割っていないと判断された場面などが選ばれている。

 誤審で物議を醸したと言えば、2002年の日韓W杯で3位に輝いた韓国代表がスペイン代表と対戦した試合で起きた場面だろう。元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが上げたクロスによってゴールが生まれたのだが、このクロスがゴールラインを割っていたとジャッジされてノーゴールとなった。さらにイタリア戦でも誤審が生まれており、大会を通して韓国に対する物議が起こっていた。

 これら多くの誤審は、今夏のロシアW杯でVARの導入によってなくなることが期待されている。VARの導入がサッカー界を大きく変えるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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