レアル伝説的FWミヤトビッチ氏、古巣の“1強状態”を懸念「競争原理を欠いている」

苦戦する古巣の状況を嘆いた一方、サイドバックのポジション争いに“喝”

 レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ第19節終了時点で1試合消化が少ないとはいえ4位と苦戦し、首位バルセロナと勝ち点19差をつけられ、周辺からの批判が強まっている。レアルに所属した伝説的なストライカーである元ユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)代表FWプレドラグ・ミヤトビッチ氏は地元ラジオ局「ラジオ・マルカ」で、左サイドバックがブラジル代表DFマルセロの1強状態であることに“喝”を入れている。

 昨季はリーガ制覇、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)史上初の連覇達成と圧倒的な力を見せたレアルだが、今季はホーム戦で勝ち点を落とす試合が続いている。その状況を嘆く一人がミヤトビッチ氏だ。

「レアル・マドリードで何が起こっているのかを詳細に知るためには、チーム内にいる必要がある」と前置きしながらも、「我々もこのひどい結果を心配しているし、彼らは解決策を見つけて、責任を取らねばならない」と口にしている。

 そのなかで名前を挙げられているのはマルセロだ。高い攻撃性能と運動量、そして一定の守備力とサイドバックに必要な要素を備えるワールドクラスであることは間違いなく、「世界で最も優れた左サイドバックだ」とミヤトビッチ氏は評価する一方、モチベーションの部分で働きかける必要性があると見ている。

 

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