「相当いいチームになる」と敵将も感嘆 惜敗の矢板中央、2年生が誓う1年後のリベンジ

流通経済大柏の牙城を崩せず0-1敗戦、栃木県勢53年ぶりの決勝進出を逃す

 栃木県勢として第43回大会の宇都宮学園以来、53年ぶりの決勝進出はまたも果たせなかった。第96回全国高校サッカー選手権大会は6日、埼玉スタジアムで準決勝が行われ、8年ぶり2度目のベスト4に進んだ矢板中央は、流通経済大柏(千葉)との関東決戦に0-1で敗れ、8年前と同じく準決勝で敗退した。栃木県勢は昨年の佐野日大に続き、2年続けて4強で姿を消した。

 後半19分に、交代出場したばかりの流通経済大柏のMF加藤蓮に右足ボレーで合わせられ、先制点を奪われた。今夏の高校総体を1失点で制し、今大会も無失点で決勝に駆け上がった相手の守備は、想像以上に堅牢だったそうだ。公式記録には前半のシュート2本と記されているが、矢板中央が敵の守備網を崩し切った場面は一度もない。

 2、3回戦で2得点したボランチを務める主将MF稲見哲行は、「センターバックとボランチを中心に一人ひとりの守備意識が高く、自分たちと似ていて守りが堅かった。失点した方が負けると思っていた」と、その守備力の高さに敬意を払った。

 後半開始からFW大塚尋斗、同7分に山下育海と二人のFWを早めに送り込んで戦況打開を図る。同14分にもドリブラーのMF板橋幸大を投入し、先制された3分後にはMF飯島翼、終了間際にもFW吉原諒を入れるなどして、5人の交代枠を最大限に使って1点を目指した。

 後半22分、山下育が右から長い距離を運んで大塚にくさびのパスを入れ、落としたボールをMF松井蓮之が決定的なシュートを放ったが、バーの上を越えていく。同26分にはDF後藤裕二の右ロングスローから稲見が狙ったが、これも枠を捉えきれず、故障明けのDF白井陽貴が、後半アディショナルタイムにゴール前へ飛び込んで打った一撃も及ばなかった。

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