シュート数“1対31”の完敗も「ウチが大会で一番成長」 上田西が史上初の4強で得たもの

「1試合1試合、自分が成長しているのが…」

 6失点したとはいえファインセーブを連発した2年生GK小山智仁は、悔し涙の跡が残る表情でありながらも「得たものが多い大会でした。信じられないようなコースにシュートも飛んできたんですけど、1試合1試合、自分が成長しているのも分かりました。来年は、前橋育英さんを無失点に抑えられるようなGKになって戻ってきたいです」と、最終学年となる来年度への思いを馳せた。

 冬場は雪が降り、ランニングが中心になる環境から全国のベスト4まで勝ち上がってきた。白尾監督は試合を終え「夢の舞台だったものが現実になって、選手たちに『どう?』と問いかけたら『悔しい』と。この大会は、選手にとってもスタッフにとってもなくてはならないものになりました」と話し、「ウチのチームが大会で一番成長したんじゃないかと思います」と、笑顔を見せて選手たちを称えていた。

【了】轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング