前回準優勝の前橋育英が貫禄の4強進出! 米子北に3-0快勝、今大会無失点を継続

タレント軍団が躍動、危なげなく3ゴール奪う

 第96回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝、駒沢陸上競技場で行われた第2試合で前回大会準優勝の前橋育英(群馬)が米子北(鳥取)に3-0で貫禄の勝利を収めた。

 3回戦で負傷した主将MF田部井涼がベンチスタートとなった前橋育英だが、米子北を相手に安定した試合運びを見せた。

 前半21分にセットプレーからU-18日本代表経験を持つDF角田涼太朗が左足で決めて均衡を破ると、同27分にはアルビレックス新潟加入内定のDF渡邊泰基の折り返しをニアサイドに走り込んだFW榎本樹が合わせてリードを広げた。

 後半28分には鮮やかなパスワークで右サイドを突破し、最後はゴール前でパスを受けたFW宮崎鴻がDFを弾き飛ばしながらの左足シュートでダメ押しゴールを奪った。

 角田や渡邊、ガンバ大阪内定のDF松田陸、今大会2試合で5得点を決めているFW飯島陸らタレントが揃う前橋育英。3年前の第93回大会、そして昨年の第95回大会に決勝で涙を呑んだ名門は“3度目の正直”となる今年も、大会無失点を継続する盤石の強さでベスト4の舞台にたどり着いた。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

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