Jリーグ、代表、海外… 長崎総科大附FW安藤と青森山田MF郷家の“刺激的な関係”は第2章へ

世代別代表でも共闘した二人が激突 試合は前半25分に先制弾を挙げた安藤に軍配

「意識しまくりだった」。「直接対決で負けたことが悔しい」。

 第96回全国高校サッカー選手権大会3回戦、青森山田(青森)と長崎総科大附(長崎)の一戦後、両チームのナンバー10が口にした言葉だ。この日唯一のゴールを決めた長崎総科大附のFW安藤瑞季、チャンスを創出しながらもゴールに一歩届かなかった青森山田のMF郷家友太は世代別代表でもチームメイトの経験がある。それだけに80分間の後、二人の明暗はくっきりと分かれた。

 ともにU-18日本代表経験を持ち、昨年はU-19アジア選手権予選で極寒のモンゴル遠征でも共闘した。「仲がいいからこそ負けたくない」(安藤)との思いで臨んだ対決だった。

 前半25分、安藤はターンで二人のマーカーをかわしてドリブル突破を開始すると、3人目も抜いてペナルティーエリア外から右足を一閃。この一撃がゴール右隅に収まり、長崎総科大附が先制に成功した。

 その後は、後半含めて青森山田のペース。徹底的なマンツーマンマークを受けた郷家も「味方も良い選手がいるからこそ」何とかチャンスを作ろうとしたが、最後までゴールをこじ開けられなかった。

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