鹿島復帰の内田篤人、独誌がドイツ7年半の軌跡を回顧 「シャルケの人気選手だった」

ウニオン・ベルリンが鹿島への移籍合意を発表 在籍約4カ月で日本帰還

 ドイツ2部ウニオン・ベルリンは2日、元日本代表DF内田篤人が古巣のJ1鹿島アントラーズへ復帰することで合意に達したと発表した。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」も、29歳のサイドバックの移籍をレポート。「ウッシーはシャルケの人気選手だった」と、これまでのキャリアを回顧している。

 2010年夏に鹿島からシャルケへ渡り、そこから7シーズンにわたってプレー。加入1年目から日本人として初めてUEFAチャンピオンズリーグ4強進出、DFBポカール優勝を果たすなど成功を収めた。

 しかし、15年に右膝を負傷してから約2年にも及ぶ長期離脱。怪我との戦いを続けていた17年夏にはウニオン・ベルリンへ移籍していたが、今季の出場は2試合、在籍約4カ月間で母国復帰が決まった。

 元同僚のドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(現バイエルン・ミュンヘン)や同MFユリアン・ドラクスラー(現パリ・サンジェルマン)とも仲が良いことで知られ、ドイツでも有名な内田。ドイツ語では「ウッシー」の愛称で親しまれており、記事でも「ウッシーはシャルケの人気選手だった」とその人気ぶりが紹介されている。

 ウニオン・ベルリンのヘルムート・シュルテ強化部長は、「残念なことにアツトはポテンシャルを示すことはできなかった」と怪我に泣き、満足のいくパフォーマンスを見せられなかったことを悔やんでいた。

 7年半ぶりとなる日本復帰で、代表の主力だった頃の姿を取り戻すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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