「“神ってる”セーブを何度もした」と指揮官も絶賛 16強進出に導いた一条GKの分析力

相手の様子を見て「ど真ん中はない」と確信

 練習で培った技術に加え、キッカーの性格や振る舞いに細心の注意を払いながらシュートコースを予測するという古川。桐蔭学園戦では「(前後半)80分の中で相手がどのような選手か見ていた」と言い、相手の選手が落ち着いている様子を見て「ど真ん中はない」と確信。横っ飛びで2本のシュートを止めてみせた。

 県大会から調子の良さを見せていた古川を、前田久監督も「今でいう“神ってる”セーブを何度もした」と絶賛した。流れの中でも好セーブを披露した古川が、チーム最高成績の16強進出の立役者となった。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

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