「ゆっくり読んで」 プロサッカー生活18年の石川直宏、直筆「現役最後の言葉」公開

ブログでプロサッカー選手としての日々を回想、ツイッターで直筆の“最後の言葉”をアップ

 2017シーズンをもって現役引退を発表したJ1・FC東京の元日本代表MF石川直宏は、大晦日に自身の公式ブログを更新。プロサッカー選手としての生活、そしてラストイヤーを振り返りつつ、“現役最後の言葉”を伝えた。

 石川は今年の8月に現役引退を発表。2015年8月にフランクフルトとの親善試合で負った怪我の影響が大きく、手術を行った後も思った以上に回復しなかった。本人もイメージするプレーができないもどかしさを抱えるなか、断腸の思いでスパイクを脱ぐ決断を下している。2000年に横浜F・マリノスでプロデビューを果たし、02年に現所属のFC東京に加入。そして17年限りで18年間のプロ生活に終止符を打つことになった。

「正直長い間ピッチを離れていて、その責任をピッチで表すことが出来るのかといった不安は引退を発表した8月2日から日に日に増していました」と様々な思いを抱えていたことを明かしている。そして現役最後の試合で輝きを放った。12月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場で行われたJ3リーグ最終節セレッソ大阪U-23戦に、FC東京U-23の一員として出場。CKからアシストをマークする活躍を見せた。

 周囲の人たちに対する感謝の思いを綴りながら、ある「ミッションステートメント」(理念)が現役生活の支えになったという。石川が2000年2月2日のJリーグ新人研修でサッカーノートに記した言葉だ。「そのままを伝えさせてもらって、2017年、そして現役プロ選手としての最後の言葉にさせていただきます」と記し、公式ツイッターでは「ゆっくり読んで下さい」と直筆のページをそのまま公開している。

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