マンUで不遇のムヒタリアン 香川のいる古巣ドルトムントと長友所属インテルが争奪戦か

今冬の移籍市場の注目銘柄、1月から日本人選手と共闘?

 マンチェスター・ユナイテッドのMFヘンリク・ムヒタリアンは、ジョゼ・モウリーニョ監督からの信頼を勝ち取ることができずに今冬の移籍市場でチームを離れる可能性が高いとされているが、日本代表DF長友佑都が所属するインテルと、MF香川真司が所属する古巣ドルトムントの間で争奪戦になっているという。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。

 インテルはムヒタリアンの移籍について、金銭だけではなく交換対象の選手を差し出す形で交渉をまとめる意思があるという。その対象が、昨季に加入したポルトガル代表MFジョアン・マリオで、欧州選手権で代表チームを初優勝に導いたゲームメイク能力が期待されたものの、チームの中心になり切れていない。

 一方で、同じポルトガル人でジョアン・マリオを高く評価するモウリーニョ監督に対して、その選手を譲渡することでムヒタリアンの獲得に向けて有利な立場を築き上げようとしているようだ。

 また、古巣ドルトムントもまたムヒタリアンの復帰を熱望しているという。ドルトムントは選手を含めた交渉ではなく金銭ということになり、移籍金の額でユナイテッドを納得させられるかどうかが交渉の焦点になる。

 いずれにしても、冬の移籍市場で日本人選手の所属するクラブにムヒタリアンが移籍する可能性が高まっているという。環境面やチームメイトとの信頼で一日の長があるドルトムントか、新たな挑戦となるイタリアのインテルか。10日ほどでスタートする冬の移籍ウインドーにおいて、ムヒタリアンは注目銘柄の一つになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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