マンCがポグバ獲得に向けてジェコとナスリをトレード要員として放出か

マンCに吹く粛清の風

 マンチェスター・シティ(マンC)がユベントスのMFポール・ポグパを獲得するために、MFサミール・ナスリとFWエディン・ジェコをトレード要員として放出する可能性が高まっている。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 ボスニア・ヘルツェゴビナ代表ではエースストライカーのジェコも、バックアッパーに甘んじている。さらに、ナスリは、テクニックと創造性を誇りながらも気性の荒さからクラブや、フランス代表でもピッチ内外でトラブルを起こしてきた。3月4日のレスター戦でメンバー外を言い渡されたことをきっかけに、マヌエル・ペジェグリーニ監督と 対立。試合終了前にスタジアムから立ち去る問題行動を起こしていた。
 終盤戦の不調でリーグ4位に急降下したマンCは今季終了後、大幅なテコ入れをする可能性が浮上している。指揮官との確執を契機に出場機会を激減させていたナスリは放出の可能性が高まっている。
 マンCは来季の逆襲のキーマンとして移籍金1億ユーロ(130億円)とも言われるポグパの獲得に動いており、ナスリとジェコに金銭を加えたオファーを準備しているという。
 オイルマネーで潤うマンCには粛清の風が吹き始めている。今季無冠が濃厚な強豪は、ペジェグリーニ監督だけではなく、フェラン・ソリアーノ、チキ・ベキリスタインといったクラブ幹部も全員更迭の危機に立っている。今夏は、大補強で再びタイトル を狙うことになりそうだ。


【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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