元ブラジル代表FWロビーニョ、ミラン在籍時の集団強姦罪で懲役9年の有罪判決

英メディア報道、ロビーニョ側は容疑を否定

 かつてブラジル代表のアタッカーとして一時代を築いた“ドリブルキング”が、レイプ容疑で懲役9年にも及ぶ有罪判決が下されたと、英公共放送「BBC」が報じている。

 実刑判決を受けたのは元ブラジル代表FWロビーニョ。現在33歳で同国のアトレチコ・ミネイロに所属する名ドリブラーは、サントスを皮切りにレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、ACミランなど欧州の有名クラブを渡り歩いた。その後は広州恒大の“爆買い”対象となったが、問題を起こしたのはミラン所属時代の2013年のことだったという。

 イタリアの裁判所によると、ロビーニョら5人のブラジル人はナイトクラブで飲酒していた流れで、泥酔していた22歳のアルバニア人女性を集団で襲った罪状を有罪として認めた。下された判決は執行猶予なしの懲役9年と、非常に重いものとなった。

 ロビーニョ側は本人のインスタグラムで声明を発表し、この容疑について「今回の告発については否定する。彼は今回の件について参加していないことを認める。すべての法的措置が取られている」と完全否定している。

 2008年夏には、3250万ポンド(約48億円)の移籍金でレアルからシティに移籍したロビーニョは、ブラジル代表でも100試合出場と輝かしい実績を持つ。30代を迎えてプレーに円熟味を増すなかでの疑惑は、ブラジルだけでなく欧州各国でも衝撃を与えている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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