「柴崎を忘れない」 “ガク・ロス”のテネリフェ、今冬に日本人MFと同タイプを補強か

柴崎の古巣テネリフェは今季10位と苦戦、今冬に補強についてセラーノSDが言及

 スペイン1部ヘタフェに在籍するMF柴崎岳の古巣スペイン2部テネリフェが、今冬に日本人MFと同タイプの選手補強を試みているという。スペインの地元紙「デポルプレス」が報じた。

 柴崎は昨冬に鹿島アントラーズからテネリフェに加入。当初は異国の地での生活に馴染めず、不安障害や胃腸炎に襲われるなど一時退団説も浮上したが、1カ月半後にデビューを飾ると12試合で1得点2アシストの結果を残した。1部昇格プレーオフ決勝では、現在所属するヘタフェを相手に2試合連続アシストと活躍するも、チームは2戦合計2-3で敗れて1部昇格を逃している。

 テネリフェは今季15試合を終えて10位と苦戦を強いられているなか、「デポルプレス」紙は「テネリフェは柴崎を忘れない」との見出しで今冬の補強プランについて言及。「アルフォンソ・セラーノSD(スポーツディレクター)が今冬の移籍マーケットでチームの補強に動く可能性を認めた」と伝えている。

 そのなかで名前が挙がったのが柴崎だ。在籍期間は短かったものの、その活躍ぶりはクラブ内でも高く評価されており、同記事では「セラーノSDは日本人のガク・シバサキを思い描きながら、彼と同タイプの選手がチームに加わると話している」としている。

 柴崎はその実力を認められて個人昇格を果たしたが、古巣テネリフェにとっても好印象を残した選手の一人として記憶に刻まれており、一種の“ガク・ロス”に襲われているのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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