ハリルJの“最大派閥”、浦和勢が直面した代表の難しさ 優勝を狙うACL決勝に不安も

槙野は欧州遠征でフル出場 9日間で3試合をこなすなかでコンディションに不安を残す

 日本代表は現地時間14日に行われた国際親善試合ベルギー戦に0-1で敗れ、10日のブラジル戦に続いて2連敗となった。今回の欧州遠征で“最大派閥”となっていた浦和レッズからの5選手は、18日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第1戦、敵地アル・ヒラル(サウジアラビア)戦を控えるが、出場時間に大きなばらつきが出る結果になった。

 バヒド・ハリルホジッチ監督はメンバー発表の会見で、ACL決勝がベルギー戦から中3日になる浦和勢について「クラブと協議している」と説明していた。しかし、結果的にその起用法は浦和にとっては難しいものになった。

 まず、DF槙野智章はブラジル戦とベルギー戦にフル出場。18日の決勝初戦で浦和はDFマウリシオを出場停止で欠くため、槙野には最終ラインの要として大車輪の活躍が求められる。ブラジル戦から9日間で3試合をこなす強行日程のなか、最初の2試合で180分間プレーし、コンディションに不安を残した。

 DF遠藤航はブラジル戦でアディショナルタイムまで含め約10分間、MF長澤和輝はスタメンでの代表デビューとなったベルギー戦で後半17分までの62分間プレー。二人に関しては、出場機会を得た一方でプレータイムも長すぎることはなく、決勝に向けて良い状態で臨むことができそうだ。

 

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