ハリル監督が浅野と杉本の“フィニッシュ精度”の低さを指摘 「経験と冷静さがあれば…」

ベルギー戦の試合運びには一定の評価 得点チャンスを生かせず「残念」

 日本代表は現地時間14日の国際親善試合ベルギー戦に0-1と敗れた。最少得点差での敗戦となった試合後、バヒド・ハリルホジッチ監督は会見に臨み、試合運びには一定の評価をしつつも、FW浅野拓磨(シュツットガルト)、FW杉本健勇(セレッソ大阪)らのフィニッシュワークの質が足りなかったと指摘した。

 守備組織が機能せず1-3で敗れたブラジル戦から中3日、FIFAランキング5位のベルギー相手に日本は守備で奮闘。鋭い出足でボールを奪う場面が目立った。後半に入って時間が経つにつれて動きが落ち始めると、同27分に相手の得点源であるFWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)に決勝点を奪われた。

 とはいえ、鋭いショートカウンターを浴びせるハリル流のスタイルは垣間見えた。指揮官も「心理面でより良い準備ができた。今日は最初の10分間、入りが良かったし、2回、3回のチャンスを作った」と評価する一方で、こうも続けている。

「攻撃面では得点につなげるチャンスがあったが、それができなかったのは残念。浅野にもうちょっと経験と冷静さがあれば得点できたのかなと思う」

 浅野は前半2分にいきなりシュートを放つなど、序盤から積極果敢な姿勢を見せた。その一方で相手マーカーを揺さぶる駆け引きの面では物足りなく、ゴールを陥れることはできなかった。

 

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