ベンゼマが同僚C・ロナウドについて言及 「彼は僕に比べてより利己的だけど…」

母国フランスのテレビ局で発言 「僕らは上手くいっている」

 レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、今シーズンのゴール数が伸びないことで批判の対象となっている。その状況を受けてフランスのテレビ局「カナル・プリュス」のインタビューに応じたが、チームメイトのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて「僕より利己的だけど、それは普通のこと」と語るなど、相変わらず“一言多い”発言をしている。

 ベンゼマはリーガ・エスパニョーラ第11節終了時点でわずか1得点にとどまっており、イングランドの名物解説者ギャリー・リネカー氏から「過大評価」の扱いを受けるなど、周辺が騒々しくなっている。レアルファンからもブーイングを受けていることについて「難しい状況だよ、特にスペインでは時に理解できないことが起こる。最も苦しいのは、自分たちのファンから批判を受ける時だ。彼らは普通にブーイングしてくるからね」と恨み節を口にするとともに、相棒であるロナウドについてもこう触れた。

「彼は僕に比べてより“利己的”だけど、それは普通のことだ。僕らは上手くいっているし、彼とプレーするのは楽しいよ。結局のところ、彼の利己的なプレーは僕を困らせないし、チームにとっていい方向に出ている」

 周りを活かすタイプの自分との補完性が高いと表現したかったのだろうが、ロナウドを“自己中心的”であると表現する形となってしまった。また同僚に対するセックステープ恐喝事件によって、ディディエ・デシャン監督から追放されたフランス代表についても、「デシャンが監督である限り、代表に復帰するチャンスはないだろうね。(事件から)2年半以上経ったけど、何が起こっているのかは分からないよ。デシャンは尊敬すべき人物だが、彼は僕に背を向けている。心が傷つくね」と話している。

 各方面に物議を醸しそうな発言をしたベンゼマ。リーグ戦とUEFAチャンピオンズリーグ再開後に結果を残して、自身への雑音を封じ込められるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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