ハリルJ、槙野のゴールで一矢報いるも前半に衝撃3失点 1-3完敗でブラジル戦5連敗

井手口のCKから槙野がヘディングで決める

 後半のスタートから、バヒド・ハリルホジッチ監督はFW久保裕也に代えてFW浅野拓磨を投入。浅野は右サイドから切り込んでシュートを放つなど、積極的な試合への入りを見せた。その後、ネイマールがDF酒井宏樹の頭に手を出したシーンでVARのチェックが行われてイエローカードが提示されるなど、やや試合は小康状態になった。

 そうしたなかで同18分、日本は井手口の左CKにファーサイドで競り勝った槙野が頭で押し込み、反撃の1点をゲット。ビハインドを2点に縮めた。ハリル監督は同26分にFW乾貴士とMF森岡亮太を投入し、さらなる反撃をチームに促した。

 その交代を合図にするように、それ以前よりもさらに果敢なプレスに打って出た日本だったが、ブラジルのボールキープ力の前に敵陣でボールを奪って攻め込むには至らず。同42分には乾のFKから途中出場のFW杉本健勇が鮮やかなヘディングシュートを決めたかに見えたが、オフサイドの判定でノーゴール。試合はそのまま1-3でタイムアップとなった。

 前半のうちに勝負を決めて後半は流すという、ブラジルにしてみれば本大会で日本のような第4ポットの相手と対戦した際のシミュレーションとして上々の結果を、ハリルジャパンは出されてしまった。これで日本はブラジル戦5連敗で12戦未勝利(2分10敗)。王国ブラジルからセットプレーとはいえ1点を奪ったことを前向きに捉え、14日のベルギー戦へ向かっていくことになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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