アーセナルが、今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッド(マンU)のイングランド代表DFクリス・スモーリングを1200万ポンド(約21億円)で獲得する可能性が浮上した。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。 スモーリングは今季序盤、不安定なパフォーマンスが目立ったが、後半戦は安定感のあるプレーを披露。ルイス・ファン・ハール監督からの信頼も勝ち取っている。2016年夏に契約満了となるストッパーに対し、マンUは契約延長をオファーする方針だという。だが、最終ラインの強化をもくろむアーセナルも獲得に動くようだ。 アーセナルは2010年、スモーリ ングがフラムからマンUに移籍した際も争奪戦を展開した。だが、そのときは競争に敗れていた。今季開幕前にもマンUにスモーリングとフィル・ジョーンズ獲得について打診するなど、長年の思い人でもある。 マンUはスモーリングが契約延長に応じない場合、移籍金が得られる今オフでの放出に踏み切る可能性が高いという。 来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を懸けたし烈な争いを展開する両名門だが、昨夏のイングランド代表FWダニー・ウェルベックに続き、母国の代表選手の移籍は実現するのか。大きな注目が集まっている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images