“ハイキック男”エブラ、謎のパンダのぬいぐるみとともに“マルセイユ愛”を発信

ハイキック後の試合でサポーターから批判の横断幕が掲出されるも意に介していない様子

 日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユで起きた元フランス代表DFパトリス・エブラの“ハイキック事件”について、リーグ・アン第12節の本拠地カーン戦でマルセイユサポーターからエブラに対して批判の横断幕が掲出される事態となった。その一方で、当のエブラは自身のインスタグラムでパンダのぬいぐるみとともに”マルセイユ愛”を発信している。

 現地時間2日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ、ギマラエス戦前のウォーミングアップ中、乱入してきたマルセイユサポーターが警備員ともみ合いになった。そこでエブラはあろうことか左ハイキックを繰り出し、その映像が世界中に拡散されてしまった。サポーターから侮辱的な野次があったと言われているが、冷静さを失った36歳のベテランは公式記録上「0分での退場処分」という前代未聞の事態となった。

 この騒動を受けて、週末のカーン戦ではゴール裏に集ったサポーターが「あんたは自分のことをクラブやファンよりも大きい存在だと考えていたんだろう。俺たちはそのチームカラーにお前を必要としていない。エブラ、出ていけ」など辛辣なメッセージを発信したが、本人は意に介していないようだ。チームが5-0で勝利した試合後、このような文言をインスタグラムに記した。

 

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