ベイルが約130億円の価値を証明するために残留を決意か!? 英紙が報じる

「夢の移籍を悪夢にするつもりはない」

 レアル・マドリードのFWギャレス・ベイルが、自らの価値を証明するために残留を決意しているという。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じた。
 ウェールズ代表のスピードスターは、チームと自身の不振によって大バッシングを受けている。マドリードでは、2013年の夏にサッカー史上最高額でトットナムから移籍してきた男に対する風当たりが激しさを増している。
 スペイン地元紙「AS」は、ここ公式戦11試合で2得点のベイルのパフォーマンスを厳しく批判している。前節、バルセロナとのクラシコで両軍出場選手で唯一評価をつけず。さらに 「ペレス会長が2000万ユーロの価値の選手に1億ユーロを支払ったことは明らかだ」とも報じ、過大評価だと主張した。
 スタジアムでは、常に大きなブーイングを浴びてきた。さらに23日未明には、クラブハウスを自家用車で出た際、サポーター3人に車をたたかれ、蹴られるなどの被害を受けた。
 そのベイルには去就問題が浮上している。英メディアは、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが今季終了後にオファーを出すと伝えた。
 だが、関係者によると、「彼はマドリードへの夢の移籍を悪夢にするつもりはない」と言われている。サッカー史上最高額で移籍した自分自身の価値をマドリードで証明する決意を固めているというのだ。
 ベイルは、居残り練習を続け るなど高い向上心を示している。今季終盤戦の白い巨人の巻き返しに貢献し、名誉挽回の足がかりにするようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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