ハリルJ落選の香川は“本来の姿”にないのか? CLの試合データに表れた躍動感

1-1ドローに終わったアポエル戦、華麗なアシストでゲレイロの得点を演出

 11月の欧州遠征に臨む日本代表メンバーから外れたドルトムントのMF香川真司は、現地時間1日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループH第4節アポエル戦に先発フル出場。結果は1-1と、チームとして望み通りの結果を得ることはできなかったが、香川は1アシストに加え、左右両足から繰り出されるパスが冴え渡り、攻撃陣を牽引した。

 香川は4-3-3の右インサイドハーフとして先発。負ければグループステージ敗退が決まる重要な一戦で、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェとともに攻撃の指揮を託された。

 対戦相手のアポエルはキックオフ時に5-3-2システム、その後押し込まれている状況に合わせて5-4-1へと変更するなど、終始守備的な布陣を敷いた。中盤のスペースは限られていたが、香川は前半29分に訪れた一瞬の隙を見逃さなかった。

 “背番号23”はドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルからのパスをゴール正面の位置で受けると、右足のアウトサイドを使い、ワンタッチでの柔らかなパスを前線に供給。オーバーラップしていた左サイドバックのDFラファエル・ゲレイロにつながり、左足のシュートで均衡が破られた。

 チームは後半に追い付かれ勝利を逃したものの、香川は印象的な活躍を見せ、それは試合のデータにも表れている。

 

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