伝説の天才、アイスマン、重戦車… 伊メディア選出「神トラップ弾・ベスト10」

「重戦車」らしからぬ鮮やかな一撃はお見事

 7位は「重戦車」と呼ばれた元イタリア代表FWクリスチャン・ビエリがインテル時代(1999年)にパルマ戦で決めたものだ。ペナルティーエリアに入るかどうかの位置、やや右サイドでゴールに背を向けてボールを受けると、ヒールで中央方向の後方へコントロール。相手との距離を上手く離すと、そのまま左足を振り抜いてゴール左上に決めた。当時パルマでプレーしていたイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンも、驚異的な体の捻りと筋力によって枠内に飛ばされたシュートを防ぐことはできなかった。

 それに続く6位は、アスレチック・ビルバオのスペイン代表FWイニャキ・ウィリアムズだ。2015年のエスパニョール戦、右サイド寄りの位置から味方が入れたクサビは浮いた上に逆モーションになったが、マークするDFの頭を越えるようにアクロバティックなトラップを決めると、そのまま反転して回り込んでゴールネットを揺らした。

 5位はブラジル代表FWネイマールによる、2015年度のFIFAプスカシュ賞にノミネートされたビジャレアル戦でのゴール。バルセロナに所属していたネイマールは、左サイドから入ったワンバウンドしてくるクロスをお腹のあたりでトラップすると、そのまま右足でDFの背後を浮かせて反転。落ちてくるボールを右足ボレーで叩き込んだ。技術とアイデアの光る一撃だった。

 

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