クーマン監督解任のエバートン 後任リストの「最上位」に香川の恩師トゥヘルが浮上 

23日にクーマン監督解任 ギグス氏も浮上するなか、ドイツきっての戦略家に白羽の矢

 昨季までドルトムントの監督を務め、日本代表MF香川真司も指導したトーマス・トゥヘル氏がプレミアリーグに上陸する可能性が高まっている。エバートンの新監督候補・最上位となっていることを英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 エバートンは現地時間22日に行われたプレミアリーグ第9節の本拠地アーセナル戦で2-5と敗戦し、自動降格圏の18位に転落。翌日、成績不振を理由にロナルド・クーマン監督の解任に踏み切った。後任にマンチェスター・ユナイテッドOBのレジェンド、ライアン・ギグス氏も浮上するなか、ドイツきっての戦略家に白羽の矢が立った。

「新監督探しは即座にスタートした。評価の高いドイツ人、トゥヘルが監督候補の最上位だ」

 記事によれば、エバートンはすでにトゥヘル氏の代理人と接触。しかし、来季にバイエルン・ミュンヘン監督に就任する可能性がある44歳の指揮官は「決定を急がない」構えだという。

 トゥヘル氏は昨季、マンチェスター・ユナイテッドにアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、バイエルンにドイツ代表DFマッツ・フンメルス、マンチェスター・シティにドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンという主軸トリオを引き抜かれながら、DFBポカール優勝、リーグ3位、UEFAチャンピオンズリーグ8強という大きな成果を残した。

 戦術や起用法を巡って選手、首脳陣との関係が悪化し、ドルトムントを退団したが、その手腕に高い評価が集まるトゥヘル氏にはプレミア上陸の機運が高まっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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