本田が無回転ミドルでゴール演出も… 低調なパチューカ、終盤追いつかれ2-2ドロー

ホームで一時2-1と逆転もトルーカ相手に勝ちきれず

 日本代表FW本田圭佑が所属するパチューカは、現地時間18日にリーグ前期第10節の本拠地トルーカ戦に臨んだ。スタメン出場の本田は1点ビハインドの後半4分に無回転ミドルで味方の同点ゴールを導き、さらにパチューカは一時逆転したが、最終的に追いつかれて2-2の引き分けに終わった。

 本田は1トップの位置でスタメン出場したが、試合はトルーカのペースで進んだ。同25分にはあっさりと相手MFウリベに先制ゴールを許すと、パチューカは前半の間に3回にわたってシステムを変更。本田の位置もインサイドハーフや右ウイングと目まぐるしく変わったが、ペースを取り戻すことはできずに、“迷走”の様相を呈したままトルーカが1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 しかし、右ウイングで後半をスタートした本田がチームに勢いを与える。同4分、ペナルティーエリアの少し外、やや右サイドでボールを持つと、ノーステップで左足を振り抜く。ボールは無回転のブレ球となって相手GKを強襲すると、キャッチすることができずにゴール前にこぼした。そこに攻撃参加していたDFマルティネスが詰め、試合を振り出しに戻す同点ゴールとなった。

 これで勢いに乗ったパチューカは、同13分にMFグスマンが勝ち越しゴールをマーク。リーグ13位と低迷しているなかで光明となる勝ち星を手にするかと期待されたが、波に乗れないチーム状況を示すように同30分にサイドチェンジでマークを見失った守備陣があっさりと同点ゴールを許してしまった。

 同38分にはトルーカに退場者が出て数的優位に立ったパチューカだが、勝ち越しゴールを挙げることはできず。試合開始時点で勝ち点9で最下位に並ぶ3チームとの差は4ポイントだったが、本拠地で一度は逆転しながらの引き分けで勝ち点1の上積みに終わり、苦しい状況が続いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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