レアルサポがクラシコの入場料高騰に怒り 「ネイマールの移籍金は我々が払っている」

昨年比1.5倍

 レアル・マドリードのサポーターが、22日にカンプノウで行われるクラシコのチケットを巡り、アウェーサポーターへの仁義なき入場料値上げに激怒している。スペイン地元紙「アス」が報じた。
 現在、首位バルサを勝ち点1差で2位のレアルが追っている。この最高のタイミングで迎えるクラシコを前に、レアルサポーターが激怒しているという。相手サポーター用に用意された500席のうち最後列は、特に、角度や位置的に試合が見え難い状況となっている。だが、この座席が定価111ユーロ(約14200円)と高値で設定されている。昨年10月にサンティアゴ・ベルナベウで 行われたクラシコでは、バルサファン用の座席は定価70ユーロ(約9000円)だったが、その1.5倍の金額となっている。
 ちなみに昨年のカンプノウでのクラシコのアウェー用座席は99ユーロ(12600円)で、昨年よりも上昇している。
 あるレアル・サポーターは、「バルサがネイマール獲得に本当のところいくらかかったのか知らないが、彼の移籍金を払っているのは我々だ」と怒りの一言。バルセロナのバルトメウ会長とロセイ前会長が、ネイマール獲得に絡む脱税疑惑で起訴されたスキャンダルを痛烈に皮肉ったという。
 スペインは経済問題が深刻化し、サッカー界でも多くのクラブが破産宣告している。サポーターの懐具合も厳しい中、相手サポーターから容赦なく搾り取ろうとするバルサにレ アルサポーターは、さらに憎しみの炎を燃やすことになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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