浦和が10年ぶり2度目のACL決勝進出! 上海に2戦合計2-1で勝利、決勝はアル・ヒラルと激突

Jリーグ勢としては08年G大阪以来の決勝進出

 後半に入ると、上海がより攻撃の圧力を強めて浦和は自陣で耐える時間が続いた。同11分には久しぶりの攻撃で左CKを奪うと、柏木のキックに槙野が頭で合わせたが、惜しくもクロスバー直撃でゴールならず。それでも槙野は同19分に得意の右45度からドリブル突破を仕掛けたフッキを粘り強い守備で封じ込めるなど、対人能力の強さを見せた。

 浦和は同24分には阿部がドリブルで持ち上がって上げたクロスに興梠が頭で合わせるチャンスを得たが、相手GKのファインセーブでゴールならず。直後に先制ゴールのシルバに代えてFWズラタンを投入し、そのまま右ウイングのポジションを入れ替えた。

 同33分にはフッキの強烈ミドルをGK西川周作が弾いたところをFWエウケソンに狙われたが、素早く体勢を立て直した西川が距離を詰めてブロック。ギリギリのシーンを守り切ると、浦和は最後まで最終ラインが高い集中力を保って対応。4万4357人を集めた一戦はそのままのスコアで終了し、浦和が2戦トータル2-1で準決勝を突破した。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには最終ラインを統率した主将の阿部が選出された。

 浦和は優勝した07年以来10年ぶり、Jリーグ勢としても08年に優勝したG大坂以来の決勝進出となり、西地区を勝ち上がったアル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦する。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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