「優美な股抜き」「残酷」とスペイン紙絶賛 仏代表FWが妙技、バルサDFピケを手玉に

アトレチコのエースFWグリーズマン、バルサ戦で華麗なテクニック披露

 リーガエスパニョーラ第8節のバルセロナ対アトレチコ・マドリード戦が現地時間14日に行われ、1-1の痛み分けに終わった。開幕からリーグ7連勝のバルサは連勝記録がストップしたなか、アトレチコのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが華麗なテクニックを披露し、スペイン紙から称賛を浴びている。

 試合は前半21分、スペイン代表MFサウール・ニゲスの一撃でアトレチコが先制。そのまま時間が経過するも、後半37分にバルサのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが同点弾を叩き込み、1-1の引き分けに終わった。

 フランス代表のストライカーが圧巻のスキルを披露したのは、開始早々の9分だった。中盤での攻防からこぼれ球を拾ったアトレチコFWグリーズマンは、バルサ最終ラインの手前でボールを受けると同時に前を向き、素早くドリブル体勢に入る。トップスピードに乗ったグリーズマンは力強い突破でゴールへ直進。そこで対峙したのが、バルセロナの守備を統率するスペイン代表DFジェラール・ピケだった。

 グリーズマンは、左右から相手が寄せてくるなかでもスピードを落とさずにドリブルし続け、相手エリア手前でピケと対峙。減速するかと思われた瞬間、ピケがスライディングタックルを仕掛ける。しかし、グリーズマンはこれを予測していたのか、トップスピードを維持したまま、左足の軽やかなタッチでボールを押し出し、ピケの股下にボールを通して打開した。

 

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