偉大なセンターバック2人が去るマンU

　そのリオ・ファーディナンドが5月12日、全世界で出場国のブラジルW杯の出場メンバーが次々と発表される中、今季限りでマンチェスター・Uを退団すると発表した。

「夢を越える成功を味わうことができた、信じがたい12年間だった」とファーディナンドは自身のフェイスブック上で語っているが、「まだフィットしているし、健康だ。新たな挑戦の準備はできている」と続け、現役を続行する意思は明らかにしている。

　13日付の英各紙を読むと、11日のサウサンプトンとの最終戦直後の控え室にウッドワードCEOが訪れ、ファーディナンドに「契約延長はしない」と伝えたという。

　しかし2006年から不動のセンターバック・コンビで主将も務めたネマニャ・ビディッチも今季限りで退団して、インテルへの移籍が決定。これでマンチェスター・Uは、過去8年間に渡り、守りの看板としてライバルチームに睨みをきかせた2人の偉大なセンターバックを同時に失うことになった。

　確かに35歳に達し、あの速くて強かったDFも多少スピードが衰えた。