欧州CL早期敗退のモウリーニョ監督、露呈した弱点に改革を決断!?

愛弟子ヴァラン獲得で守備陣の改革に着手か

 1度ならず2度までもCKで同じ要注意人物にフリーでシュートを許してしまった守備陣。モウリーニョ政権発足当時からテリー、ケイヒル共に対人では強さを発揮するも、ポジショニングに関しては一抹の不安を残していた。その懸念材料がPSG戦で露呈されてしまった格好だ。

 モウリーニョ監督は、今夏の移籍市場で改革の必要性を確信したようだ。そこで白羽の矢を立てたのがレアル・マドリード時代に重宝したヴァラン。以前から熱視線を送っていたと報じられていたが、獲得に本腰を入れる方針となったとされている。

 ヴァランは2011年にRCランスからレアル・マドリードに移籍すると、加入初年度からモウリーニョ監督に才能を見出され主力に定着した。しかし、13年にポルトガル人指揮官がクラブを去ってからは、DFペペの二番手に甘んじる機会が増えていた。

 現在はDFセルヒオ・ラモスの負傷離脱により出番を得ているヴァランだが、それにともないチームの勝率は低下。ラモスが復帰した際は、再びベンチを温めることになる可能性が高い。

 スピードを兼ね備えた万能センターバックの獲得には3000万ポンド(約54億円)以上の移籍金が必要とされる。しかし、モウリーニョ監督はチェルシーの救世主として、愛弟子をスタンフォード・ブリッジに招き入れる姿勢を固めているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング