欧州CL早期敗退のモウリーニョ監督、露呈した弱点に改革を決断!?

欧州CLのPSG戦で浮き彫りになった課題

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、欧州チャンピオンズリーグの早期敗退を受け、守備陣の改善策としてレアル・マドリードのDFラファエル・ヴァランの獲得を決断したと英地元紙「ミラー」が報じている。

 チェルシーは欧州CL決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンに競り負け、敗退を喫した。優勝候補の筆頭だったチェルシーの劇的敗退は世間を賑わせている。

 11日に行われたセカンド・レグでは2度のリードを奪ったにも関わらず、セットプレーで追いつかれる展開が続いた。最終的には合計スコア3-3でアウェーゴールにより、大会を去ることとなった。

 モウリーニョ監督は以前から守備陣の改革を検討していると伝えられていた。しかし、この早期敗退を受け、実行に移す決断を下したという。

 実際に11日のPSG戦では、後半に相手MFハビエル・パストーレのスルーパスを受けた相手FWエディン・カバーニにポスト直撃のシュートを見舞われた場面があった。これはDFギャリー・ケイヒルの不用意なポジショニングにより生じたピンチだった。

 そして、敗退を決定づけた2失点目のシーンは、CKの場面でDFジョン・テリーがケイヒルと重なってしまい動き出しが遅れた。両センターバックの連携ミスにより、相手DFチアゴ・シウバは落ち着いてヘディングで合わせ、劇的同点弾を沈めた。

 さらにこの得点の一つ前のプレーでも同じようなCKのシーンから決定機を許した。テリーがチアゴ・シウバに振り切られ、フリーで強烈なヘディングシュートを浴びたのだ。GKティボ・クルトワのファインセーブで難を逃れたものの、結局その直後に起きた同様のプレーで失点を喫することになった。

 

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